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2025年10月

総長っていったい何をしているのか、疑問に思っている皆さんも大勢いるかと思います。ここでは、私が日々取り組んでいる仕事やその中で感じたことなどを、自由闊達に紹介していこうと思っています。

 

10月25日

先週、ホームカミングデイ等の大きなイベントが続き、疲れていたせいもあるかもしれません、今週は日曜日から発熱して木曜日までインフルエンザでお休みしていました。多くの方にご迷惑をおかけしました。薬が効いて熱はすぐに下がったのですが、一時は39度をゆうに超えました。インフルエンザ、すでに流行に入っているようです。皆さんもお気をつけてください。

水曜日からオンラインで会議には参加、金曜日に復帰しました。金曜日は30分刻みで会議?会議で大変なことになりました。来週は名古屋にいないので、それもあるかもしれません。

土曜日の本日は、午後に毎年行っているダイドー株式会社の山田貞夫会長とのトップリーダートークです。笹島の交差点近くのダイドー?ロボット館でのトークには、本学が中心で進めているT-GEx「世界的課題を解決する知の「開拓者」育成事業」に参加している研究者を中心に10名以上の方にお集まりいただきました。

山田会長、一代で会社を年売上1000億円、社員数700人を超える規模まで育て上げただけあって、非常にカリスマ性があり、毎回対談では緊張をさせられます。今回は奥様もご参加いただけて、結婚式に遅れてきて、その日の式場の最初の予定の枠から次の時間帯へ変更になった、というような裏話まで聞かせていただき楽しい会になったと思います。山田会長、健康には気をつけているとのことでしたが、くれぐれもお身体ご自愛ください!

 

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10月18日

本日は第21回目となるホームカミングデイです。例年総長がとても忙しい一日です。

まず朝8時半からは、午後からある中国体彩票app官方下载の集いのリハーサルが豊田講堂でありました。

その後、9時半過ぎには、ES館にあるノーベル賞展示室へ移動し、下村先生の写真パネル展示お披露目会に参加してきました。旧制長崎医科大学時代の下村先生の同級生の方から寄贈いただいた、医科大学卒業式後の貴重な写真をパネルにしたもののお披露目になります。当時、実際の授業は原爆の被害にあった長崎市内ではなく、諫早市で行われていたようですが、卒業の記念にということで、原爆で破壊された市内の長崎医科大学の建物をバックに撮った卒業写真とのことです。

戦後全てが破壊された後、学びたいという思いに突き動かされた若人たちの表情に今の時代の名大生が何かを感じてもらえれば幸いです。

なお、このパネルですが、最初に寄贈いただいた写真が本学の不手際で紛失するということがありました。本当に申し訳なく思っています。パネルは、残っていたデータから起こしたものになります。皆様もぜひ、一度ご覧ください。

さて、その後は全学同窓会の評議会が11時から本部1号館であり、昼食?懇談会と忙しく過ぎ、13時30分からは、豊田講堂での中国体彩票app官方下载の集いです。

集いでは、最初に総長としてご挨拶を差し上げました。この一年に起こったこととして、コモネのオープン、加藤延夫元総長の訃報、吉田久美先生の日本学士院賞受賞、同窓会関係では東三河支部、シンガポール支部の発足などについて、ご紹介しました。

私の挨拶の後は、柴田全学同窓会長のご挨拶、木村代表幹事による活動報告、そして国際交流貢献顕彰の表彰式と進みました。

その次が、先日オンライン上で実施したNU3MTの表彰式とエキシビションです。今回の2名の受賞者、グランプリの生命農学研究科、清日香さんと総長特別賞の工学研究科、梅本駿さん、トロフィーと副賞をお渡しした後は、いよいよエキシビション。それぞれ研究室の応援ビデオに続いて、見事な3分間のプレゼンを行なってくれました。会場の皆さんも本当に楽しんでくださったと思います。お二人、おめでとうございます!

休憩の後は、お待ちかねの名古屋フィルハーモニー交響楽団によるコンサート、指揮は坂入健司郎さんです。曲目は、前半がジャック?イベールの「モーツァルトへのオマージュ」、ウォルフガング?アマデウス?モーツァルトの交響曲第三十五番「ハフナー」、休憩後のトリがピョートル?イリイチ?チャイコフスキーの交響曲第五番です。豊田講堂、残響が少ないのですが、そんな中でもチャイコフスキー、フルオーケストラの音響を楽しむことができました。ちなみにアンコールはチャイコフスキーのバレエ「白鳥の湖」から「四羽の白鳥の踊り」でした。

今回は、中国体彩票app官方下载の集い、一階席も二階席もほとんど満員、とても多くの方にお越しいただきました。卒業生?修了生の皆さん、来年のホームカミングデイでまたお会いしましょう!

 

 

10月17日

本日は、国際交流貢献顕彰を受賞された3名の在外修了生を迎えての交流会がユニバーサルクラブでありました。

毎年、ホームカミングデイ当日、豊田講堂での「中国体彩票app官方下载の集い」の中で顕彰を行なっている国際交流貢献顕彰ですが、外国籍を持つ学部?大学院の卒業生?修了生、又は外国籍を持つ教職員及び教職員であった者で国際交流に貢献した者に対する顕彰制度となっています。

今回は、国際開発研究科からの推薦でインドネシア国営インフラ金融公社(PTサラナ?マルチ?インフラストラチャ)の代表監査役であるアンディン?ハディヤントさん、全学同窓会上海支部の推薦で上海財経大学外国語学院准教授?日本語学科長の呂雷寧(ロ?ライネイ)さん、そして全学同窓会カンボジア支部の推薦でカンボジア王立法経大学副学長のハップ?パルティさん3名を顕彰することとなりました。

ハディヤントさんは、国際開発研究科で修士号、博士号を取得後、インドネシア政府の財務系の要職を務めてこられた方です。最近では、インドネシア政府の日本留学の奨学金の対象大学から中国体彩票app官方下载が外れた際に、再び対象となるために大変なご尽力をいただきました。ありがとうございます。ハディヤントさんですが、奥様も同伴されていらっしゃいました。

呂雷寧さんは、国際言語文化研究科で修士号、博士号を取得、帰国後は上海財経大学で日本語教育に尽力され、彼女の書かれた教科書は中国の200以上の大学で使われているとのことです。また現在、全学同窓会の上海支部幹事長を務められています。

パルティさんは、法学研究科で修士号、博士号を取得、カンボジア王立法経大学では学生の教育と研究に邁進、今回もCALEでの一週間のトレーニング?プログラムに参加させるために10名の学生を一緒に連れてこられました。

交流会の前には、顔合わせと集合写真をシンポジオンホールで撮ってからユニバーサルクラブに移動です。会には受賞者とご家族以外に、全学同窓会からは、柴田会長、齋藤副会長、西村副会長、木村代表幹事も出席、本学の副総長や関係する研究科長なども参加、旧交を温める姿がそこここで見られ、会場内ではスライドショーで、受賞者が名大に在籍した時の写真も流されるなど、非常にアットホームな雰囲気で楽しい時間を過ごすことができました。

 

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10月10日

本日午前中は、名古屋市と中国体彩票app官方下载の包括連携協定の締結式がありました。場所は市庁舎になります。

式に先立って、広沢市長と中田副市長らと市長室にて懇談をし、その後、締結式の会場に移動です。今回の包括連携協定ですが、名古屋市が掲げる事業のうち、「地域における多文化共生の推進」、「地域強靱化に向けた調査?研究、防災啓発?人材育成等の産学官連携の推進」、「スタートアップ支援をはじめとしたイノベーションの創出促進に関する協力」の3つの柱についての連携を中心に、さまざまな場面での連携を進めていく取り決めをいたしました。

実際に、これまで名古屋市とは、市科学館と本学の博物館や理学研究科との共同事業、地元企業と連携した産学官共同研究、地域課題に取り組む学生?教員による実践的な活動、さらには、昨年から名古屋市の寄附に基づく「名古屋市量子産業創出寄附研究部門」を本学未来社会創造機構に設置、また名古屋市、愛知県や浜松市などと連携し内閣府の「第2期スタートアップ?エコシステム拠点都市」へ中部圏として選定されたところです。同じく今年から、名古屋市の「学生タウンなごや推進寄附金事業」(ふるさと納税)にも新たに参加するなど、本学と名古屋市との連携はますます深まってきています。

この包括協定締結を機に、さらなる連携を進めていきたいと思っています。調印の後では、このタイミングでの調印について報道機関から質問がありました。これまで、本学の国際卓越研究大学の申請において、地域と一緒に大学を国際卓越にふさわしいものに変えていく、ということを提案してきたこともあり、そのためにも今回の調印、ありがたいタイミングであったことは事実です。

この包括協定に向けてご尽力いただいた、名古屋市役所の皆様、特に中田副市長には感謝申し上げます。広沢市長にも議会の会期中という忙しい合間の貴重な時間をいただき、調印いただけたこと、本当に感謝致します。

本学の事務方、特に企画部の皆さんにもご尽力いただきました。ありがとうございます。

 

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10月8日②

引き続いて、午後には、タイのチェンマイ大学の表敬訪問を受けました。こちらは大人数での訪問となりました。ポンラック?スリバンディットモンコン学長を筆頭に、チャリン?テチャパン副学長(戦略担当)、ウィニタ?パニョドム副学長(研究担当)、タニャヌパップ?アナンタナ副学長(スタートアップ担当)、ウォラカニャ?ブラナパッタナ学長補佐、ユタナ?フィモンシリポン産業農学(Agro-Industry)学部長の皆さんです。

チェンマイ大学と本学は、2015年の先方の経済学部と本学の国際開発研究科の部局間協定から連携が始まっています。2022年には獣医学部と本学アジアサテライトキャンパス学院(ASCI)が協定締結をし、ASCIのカンボジアサテライトキャンパスにチェンマイ大学のウィタヤ?スリヤサタポーン教授が本学の特任教員として着任をしていただき、キャンパスの管理運営を担ってもらっています。感謝です。

事前に、チェンマイ大学として連携の興味がある分野として、獣医学、バイオサイエンス、学際研究(AI、データサイエンス、ワンヘルス、健康?農学?環境分野を跨いだ連携)、そして経済学の分野での共同コース設定などについて提示がありました。そこで、本学側も、水谷副総長以外に、工学、生命農学、環境学、国際開発の4つの研究科から研究科長または副研究科長の方に同席をお願いしました。さらにカンボジアでの連携もあることから、今回の訪問の話を仲介された江原先生を含めた生命農学の教員数名にも加わっていただき、大人数でのミーティングとなりました。1時間、あっという間でした。

今回のチェンマイ大学の提案は多岐に渡り、大学間の連携協定(MOU)、これまで実績のある物理?天文?化学分野以外でも、スペースサイエンス、マテリアル、食料、さらには環境変動などいくつかの分野での連携の可能性について示されました。私の専門分野である、物理?天文、そして化学では、京都大学を加えた3大学での連携が進められていて来年にはシンポジウムが予定されているとか、知りませんでした。いずれにせよ、チェンマイ大学からは、新たな分野での連携について、オンラインを活用しながらのワークショップからスタートするのはどうか、という現実的な提案もあり、先方のやる気が見えました。

チェンマイ大学ですが、スタートアップにも相当力を入れていて、すでに500社が起業しているとのこと、学生教育でもチームを作って課題の解決をグループワークさせ、そこから起業に持っていくなど、興味深い施策の紹介をいただきました。学生が5カ国のスタートアップ企業を経験するプログラムもあるとのこと、力の入れようにびっくりさせられました。

今後の連携ですが、まずは現場で一つ一つ積み上げながら、複数のチャンネルでの連携が進んできたら、大学間協定に、というプロセスで合意したところです。

チェンマイ大学の皆さんですが、昨日来日されて、京都先端科学大学、京都大学を訪問の後、本学に来てくださいました。この後は岐阜へ移動、朝日大学、そして岐阜大学を訪問するとのことです。岐阜大学には獣医もありますし、航空宇宙生産技術開発センターも訪問されるそうで、マッチングは良さそうです。そのあとは広島で広島大学とサタケという米を中心に食品加工をしている会社を訪問する、というなかなかに過密スケジュールです。

 

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10月8日①

本日は、二つの海外大学の表敬訪問を受けました。

午前中からランチにかけては、トルコ?日本科学技術大学です。ムスタファ?ヴェルシャン?キョク学長、三原和久プロボストのお二人に加えて、ダムラ?ギュミュシュカヤ駐名古屋トルコ総領事もご一緒に訪問くださいました。

このトルコ?日本科学技術大学(TJU)ですが、2013年に安倍晋三首相(当時)とレジェップ?タイップ?エルドアン首相(当時)が署名した戦略的パートナーシップ構築に関する共同宣言に端を発するそうです。2016年には、この大学の設置に関する協定が結ばれています。そこから10年近く経って、ようやく、来年の2月から最初の学生(大学院生)を受け入れるとのことです。ちなみに、大学理事会のメンバーには、野依良治先生も加わっています。

TJUですが、大学の規模としては小さく、カバーする分野を地震災害科学、情報科学?デジタルテクノロジー、エネルギーと環境という3つにまずは限定し、最初は大学院から、そして二年後には学部を開設する予定とのことでした。教員も専任を2名、併任を3名からスタート、2030年までには専任を14名まで増やしていくそうです。

トルコは日本と同様に複数のプレート境界にあり、大きな地震が多いことで知られています。本学に来られたのは、減災連携研究センターを中心に、地震災害科学の分野での連携を目指してのことと理解しました。そのため、今回の表敬訪問は、国際担当の水谷副総長の他に、減災連携研究センターの鷺谷威センター長と長江拓也准教授、また環境学研究科附属地震火山研究センターの渡辺俊樹センター長にも参加いただきました。とにかく大学を立ち上げるのに一生懸命ということで、今回は、STSフォーラムに参加されて日本の大学の学長と面談をされ、さらに大阪大学を訪問、そしてこれから筑波大学、早稲田大学を訪問されるとのことでした。

 

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10月6日

本日は、午後に女性研究者トップリーダー顕彰の授与式と懇談会がありました。

本顕彰は2017年に創設されたもので、優れた研究成果をあげられ、さらに将来本学のリーダーとして活躍が期待される女性研究者を称えるものです。これまで27名の研究者を顕彰してきました。

授与式は、ジェンダー?リサーチ?ライブラリの2階で行われました。今回は、4名の方が顕彰の対象です。

一人目の長崎大学からこの4月に着任された医学系研究科の中沢由華教授は、分子細胞生物学の基礎研究、特に損傷したDNAの修復の分野で高い研究成果をあげられている方です。

二人目の工学研究科の吉田朋子教授は、固体化学?エネルギー変換化学を専門に、X線吸収分光学、人工光合成の分野の第一人者です。吉田さんは、本学の工学研究科やエコトピア科学研究所(未来材料?システム研究所の前身)の助教や助教授をつとめられた後に、大阪市立大学(現在の大阪公立大学)に転出、昨年、本学に戻ってきてくださいました。

三人目の宇宙地球環境研究所の三宅芙沙准教授は、過去の太陽活動を年輪などに残された炭素の同位体を測定することで明らかにする研究のトップランナーです。太陽が爆発現象を起こした結果、炭素の同位体がある年だけ特異的に増加する現象のことを、今では三宅イベントと呼ぶようになっています。三宅さんは、学部からずっと名大の生え抜きになります。

四人目が、デジタル人文社会科学研究推進センター/人文学研究科の川本悠紀子准教授です。川本さんは、古代ローマの文化史を専門としており、現在は古代ローマの庭園などが研究テーマとのこと、本学にYLC助教として着任する前は、ミュンヘン大学やキングズ?カレッジ?ロンドンで学んだ後に、国内外の大学で研究を務めるなど、世界ところ狭しと活躍している研究者です。

キャリアも、研究分野も本当に多様な四人の研究者ですが、まさにダイバーシティを体現してくれています。これからの研究?教育面での活躍、そして中国体彩票app官方下载でのリーダーとしての活躍を大いに期待しています。彼女らのような研究者にとって名大が居心地の良い場所となって、どんどんと人を惹きつけてもらえればありがたいですね。

授賞式の後は、過去の受賞者や女性評議員、ジェンダーダイバーシティセンターの教員らも交えての懇談会です。和気あいあいとした雰囲気の中でも多くの有益な指摘などをいただき、充実した時間を過ごすことができました。場所は同じジェンダー?リサーチ?ライブラリの1階、カフェブランです。例えば、中沢さんからは長崎大学で実施していた、女子中高生が女性教員から理系の世界を学び、理系への進路選択を支援する施策を紹介いただき、大変参考になりました。川本さんからは、今回の副賞である研究費のおかげで貴重な資料をイタリアで専門家に複写依頼できたという感謝の言葉がありました。複写といっても侮るなかれ、ページ数も多く、普通のコピー機が使えないそうで、結構びっくりするぐらいの金額でした。

 

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10月3日②

夕方6時からは、ホームカミングディのプレ企画として恒例となりましたNU3MTをオンラインで開催しました。

中国体彩票app官方下载の誇る、学術奨励賞を受賞した学生のうち9名、つまり最も優秀な大学院後期学生である彼ら、彼女らが誰にでもわかるように、本人の最先端の研究について3分にギュッとまとめて語るこの企画、毎回多くの方にご視聴いただいき、ありがとうございます。今回で5回目になります。

今回もみなさん工夫を凝らし、高いレベルの研究を少しでもわかりやすく説明しようと努力をされていて、素晴らしいプレゼンでした。非常に高いレベルの中、視聴者の票を一番集めたのが、生命農学研究科、清日香さんでした。清さん、グランプリおめでとうございます。

また、私が選ぶ総長賞は、工学研究科の梅本駿さん、こちらもおめでとうございます。お二人には、10月18日ホームカミングイ当日に1000人の聴衆の前で、エキジビションに臨んでいただきます。みなさん乞うご期待!

 

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今回は、本当にハイレベルの戦いで、誰が受賞してもおかしくありませんでした。みなさん、本当に素晴らしかった!おめでとう。

また、このNU3MTのもう一つの見どころは、指導教員や研究室からの応援の動画です。今年も、ものすごくぶっ飛んだものがありましたので、ぜひ、アーカイブからご視聴いただければ幸いです。

この企画、担当のDevelopment Officeがポスターや「新聞」作成など、本当に工夫を凝らしてくださっています。そちらも含めて、以下の企画ホームページ、ご覧ください。

https://hcd.adm.nagoya-u.ac.jp/2025/kikaku/event/202506/273/

 

 

10月3日①

月曜から水曜日までの間に、4回の挨拶、そのうち3回は英語、そして火曜日には経営協議会、水曜日は役員会、木曜日は運営方針会議と東海国立大学機構の重要会議が立て続けにあり、全てで国際卓越研究大学の申請状況について説明する、またその間非常に密な打ち合わせ、という帰国後すぐにも関わらず非常に忙しい一週間もようやく今日で終わります。

本日は、打ち合わせや来客は何件あったのですが、午後に2つ、重要な件がありました。

まず北京大学の学長一行による表敬訪問です。毎年京都で行っているSTSフォーラム(今年はAIと社会問題がテーマ)に出席する機会に、わざわざ中部国際空港経由で立ち寄ってくださいました。空港から直接来られ、まずは未来材料?システム研究所を見学いただいた後にお会いしました。

場所は、野依記念物質科学研究館の応接室になります。北京大学からは本学の二人のノーベル賞受賞者、野依先生と天野先生が、名誉教授の称号をいただいています。その縁もあり、今回の表敬訪問、野依先生も駆けつけてくださいました。野依先生からは、日中の今後の交流のあり方など、大変格調の高いご挨拶をいただきました。ちなみに野依先生もSTSフォーラムに出席されるそうです。

さて、北京大学からは、ゴン?チーファン(龔旗煌)学長の他に、今回のフォーラムの関係で、数学教育にAIを導入した立役者、北京国際数学研究センターのドン?ビン(董彬)教授、プロボスト?オフィスのスン?フア所長、国際連携オフィスのリー?ユン所長、同オフィスのクイ?チー副所長らがいらっしゃいました。

北京大学は中国で常にNo1を争う大学、名実ともに世界トップランクの大学になります。本学とは、2002年に学術交流協定を大学間で結んでいて、学生交流についての授業料不徴収の取り決めもあります。近年では医学部との交流が中心ですが、文学部の学生1名が昨年から今年にかけて留学をしていた実績もあります。

ゴン学長からは、これまでの医学、物理、化学分野の交流に加えて、北京大学として新たに再編して大きな学部となった工学部での連携もぜひ進めたい、というお話をいただきました。また学生の交流も是非、ということで、授業料不徴収の枠の拡大なども申し出てくださいました。これからもっともっと交流を活発にしていきたいと思っています。

ゴン学長、今回はありがとうございます!

 

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10月1日

いよいよ10月に入りました。だいぶ秋めいてきましたね。

朝方はあいにくの雨でしたが、秋季入学式を執り行いました。留学生中心なので、英語での進行です。入学生総数は291名、うち留学生が236名、41カ国からになります。アフリカから8名、中南米から3名、本当に遠くから、中国体彩票app官方下载を選んでくださってありがとうございます。

入学式では、卒業式と同様中国体彩票app官方下载交響楽団のパッヘルベルのカノンによる入場でスタートです。ここでちょっとハプニングが。気になる方は公開されている映像をご覧ください。

私の祝辞の後、壇上役職員の紹介、入学生総代による宣誓とここまではいつも通りです。

その後、今回はゲストとして国際開発研究科のクリスチャン?オチア准教授に先輩としての歓迎の辞をいただきました。コンゴ民主共和国出身のオチアさんが、中国体彩票app官方下载の研究生、修士課程の学生として、寮での多くの国々からの留学生との出会い、そこで食事を一緒に作る経験などを通じて一生の友人となっていることや、名大の伝統となっている教員からのみならず学生間を含めてのメンターシップの大切さなど、経験に基づいた本当に暖かい歓迎の言葉でした。日本に来て不安に思っている留学生も、勇気づけられたのではないでしょうか。一方で、話の中で紹介されていたオチアさんの研究テーマ、コンゴのような資源が豊富にある国の国民がなぜ大部分貧しいのか、については考えさせられました。オチアさん、素晴らしい歓迎の辞、ありがとうございます。

入学生の皆さん、これからの中国体彩票app官方下载の経験が実りあるものとなりますように!入学おめでとうございます。

 

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